ヤフー不動産
不動産流通経営協会(FRK)がヤフー不動産への情報公開を停止するそうです。
大手不動産業者約300社でつくる業界団体「不動産流通経営協会(FRK)」が、ヤフーが運営するサイトへの情報提供を12月10日で取りやめることが 22日、分かった。ヤフーがソニー不動産と業務・資本提携したことを受けて、業界団体側が「不動産情報サイトの中立性を損ねる」と不信感を抱いたためだ。 ヤフーは、ソニー不動産と個人所有の中古物件情報を紹介するサイトを新たに立ち上げる一方で、従来の不動産情報サイトも並行して運営する方針だったが、業界団体の反発で予断を許さない状況となっている。
確かにヤフー不動産が掲載会社から不信感を抱かれるのは仕方がないことです。しかし、ソニー不動産との連携があまりにも露骨なので、ヤフー不動産としても他社の反発は織り込み済みなのかもしれません。
さて、ポータルの中立性は今回のような意味では、ユーザーにとってそれほど関心をひくものではありません。個人間売買や中古住宅取引は、これからの不動産で中心となってくる要素であり、求められるサービスをいち早く提供できれば、ヤフーとソニーの勝ちとなるでしょう。
不動産ポータルも単なる情報発信をするだけではなく、これからは新しい価値観、体験をユーザーへ提供することが求められる時代となっていきます。