移住人気
ふるさと回帰支援センターが毎年行っている移住希望地域ランキングで長野県が3年連続で1位となりました。ここ6年間で長野県は1位が4回、2位が2回という人気ぶりです。ふるさと回帰支援センターは東京にあるため、首都圏から近い場所が選ばれやすくなりますがこの評価はありがたいですね。
ふるさと回帰支援センターを利用する年代もここ10年で見過ごせない変化が。20~30代の若い世代の利用率が大きく増えました。
<センター利用者の年代> 2019n=10,625
2008年:20・30代 16.0% 40・50代 42.3% 60・70代 41.7%
2019年:20・30代 44.8% 40・50代 41.9% 60・70代 13.3%
・行政、関連団体の移住相談のインフラが整った
・移住の誘致活動が積極的になった
・多様な価値観を認める社会(に少しはなった)
・テレワークなどの就業環境の変化
・「住」の受け皿として空き家の活用が進んだ
このような複合的な理由で若い世代でも移住を検討しやすくなったのでしょうか。移住といえば仕事を定年し背負っているものが軽くなったシルバー世代が第二の人生を機に行うもの...といった認識をしっかりと改めなくてはいけません。
「住む」という行為には実に色々なことがぶら下がりますよね。「住む」のメリットは住む場所やコミュニティに在るさまざまなものから、長く居住するほど支援を受けやすくなること。「住む」のデメリットは距離やその地域のルールに従って沢山のことが限定・決定されてしまうこと。家を買うか、賃貸するかの議論にも通じますかね、少し。
また、移住の課題といえば就職ですが、場所を選ばない働き方を自分の立場からすると社員や自分へ提供することは大きな目標ですね。週始めのWEBミーティングで今どこにいるの?って楽しみに聞いてみたい。こうして働きやすい職場を少しずつ作っていって、将来移住を検討するであろう良い人材達から、少しでも注目してもらえるような会社にしていきたいものです。