不動産の価値
このところ仕事の都合で不動産に関する資料やら、本やら、サイトをいつも以上に読み漁っています。改めて思いますが、これからの20年で「不動産」を取り巻く状況は激変します。不動産は将来設計を含め、正しく取得、保持しないとリスキーなものになります。
「家は資産」と今でも単純にそう思い込んでいる60歳以上の親を持つ子のみなさん、現在親が住む家の将来を真剣にシミュレーションしておくことをおすすめします。多くの方は明確な理由なく家を所有し続け(税金の課題はありますが)、結果的に管理されない空き家へそれらが移行していくのが実情です。
もし「空く」のであれば、その時点で更地にすることも含め売却することを検討してください。そして将来のポイントはいくらで売れるかではなく、どう手離れさせるかです。
また、リスキーになるというと敬遠されがちですが、これは不動産に多様性が出てくるということでメリットもあります。これから性能・保持・税制等に関する国の制度や民間のサービスが追いついてきますので、各種保証や品質の見える化がされ利用シーンに幅が出てきます。資産として持つという常識がリセットされ、一周回って不動産はもっと扱いやすく身近なものになっていく。20代で用途別に3つの家を所有する、ということもあり得ます。
うちの会社の事業もそんな時代にくっついて進化して、20年後も社会的な役割を果たしていたいものです。