いいえ、申込者に対しワンストップでスピード感ある対応を宅建事業者にお願いしたく、原則として受付段階でフィルターにかけることはしない運用を考えています。

取扱いが困難となりうる要因については、市で確認し判明した分においては、依頼前に適切な手続きを申込者に促したり、依頼時にもヒアリング内容を共有致します。

はい、原則として松本市から依頼があった時点で順番消化に該当します。円滑に次の依頼へ進むため、何卒ご理解ください。

なお制度の主旨に沿わない依頼内容や、申込書の誓約事項に反している事実が見つかった場合など、問題があった場合は個別に検討しますので事務局へご相談ください。

検討の結果として「この物件／この状況では売買や賃貸での活用に進むことは困難」、つまり活用可否の「否」の判断に至ることはありうると思います。

しかし不動産流通に乗せられるように制度全体として最善を尽くすため、1社の判断で「否（取扱いできません）」の結論を所有者へ伝える前に、必ず事務局へご相談ください。

具体的には以下の流れで対応を進めて参ります。状況に応じて対応が変わる場合があるため、目安としてお考えください。 【1】利活用を進めるに当たって確定測量・登記手続き・解体などが必要な場合は、まず申込者に見積りを提示して、申込者が費用を掛けてでも進める意思があるかどうかを確認してください。 【2】その上で、 ・費用を掛けられないが、利活用を進めたいと申込者が希望している ・費用を掛けたとしても、解決できない問題がある などの場合は取扱いを断ることはせず、取扱いが困難な理由を事務局へ文書にて報告してください（メール文で結構です）。 また登記事項証明書・公図などの資料を併せて提供してください。 【3】担当以外の事業者（協会理事の方など）に相談し、利活用に関する意見・判断（セカンドオピニオン）を求め、事業者登録制度としての対応方針を検討します。

この時、専門的な内容に踏み込む場合が多いため、文書を通じた報告のみではなく電話や対面で直接ご相談をして頂くことがあります。 【4】松本市とも状況を共有し、対応を個別に検討します。方針によっては、元の担当事業者に引き続きその空き家を担当して頂きます。

はい、公開可能です。その際は物件の備考欄に【松本市空き家バンク登録物件　物件番号XXXXXX】の旨を明記してください。

※物件番号とは

松本市空き家バンクwebサイトへ登録するときに自動で割り振られる6桁の番号です。管理画面内や公開後のwebサイト内で確認できます。

いいえ、売主・貸主との媒介契約は原則として担当事業者一社のみでおこないます。空き家バンクの申込者に記入してもらう「松本市空き家バンク物件登録申込書」の中にも「申し込んだ登録物件の媒介を、業者以外に依頼しないこと」という誓約事項を定めています。

「一般媒介」に統一している理由は、専任の場合レインズ登録・販売状況の報告義務・3か月の有効期限等があるので、担当事業者の負担を軽減しつつ物件を継続的に取り扱って頂く目的のためです。

いいえ、広告は原則として担当事業者一社のみでおこない、他社からの広告転載希望はお断りしてください。

他社の広告を許可すると、申込者・登録事業者・松本市にとって状況把握が困難になり、問い合わせをする利用希望者も空き家バンクの制度について正しい説明を受けられない可能性が高くなります。

空き家バンクの主旨を理解し、申込者と直接打合せ・現地確認をした担当事業者が広告と問い合わせ対応をおこなうことで、制度自体への信頼性および登録事業者としての立場を守るための決まりです。

はい、事業者登録の有無を問わず、他社が希望条件に合うお客様を見つけた場合には客付けをおこなうことが可能です。

売主・貸主との媒介契約や広告とは異なり、他社による客付けに関する制限は設けていません。報酬形態なども定めていませんので、客付側の不動産会社と協議の上、商慣習に照らして各社判断によって取引きしてください。宅建業者間で協力して成約を目指してください。

いいえ、原則として「松本市空き家バンク」webサイトへ一度登録・公開してください。

空き家バンク制度の目的に照らし、空き家利用希望者や移住希望者に対して情報提供の機会を確保するためです。公開後は既存顧客へご紹介頂いても構いません。

◆特別な事情がある場合

→はい、一般公開が難しい場合の対応として隣地交渉をおこなうことが想定されます。

ただ、補助金の交付は原則として「松本市空き家バンク」webサイトに登録された空き家が対象です（2022年4月時点）。空き家所有者に補助金の利用意思を確認し、利用希望の場合は担当事業者から松本市へ個別に相談してください。

特別な事情の例：上下水道が隣地を通っている、該当空き家と隣地の建物が接続している、市場性が著しく低いため隣地交渉以外での利活用が困難、など

◆特別な事情がない場合

→いいえ、「松本市空き家バンク」webサイトへ一度登録・公開してください。

空き家バンク制度の目的に照らし、空き家利用希望者や移住希望者に対して情報提供の機会を確保するためです。公開後は隣地所有者へご紹介頂いても構いません。

はい、問題ありません。

ただし補助金のうち「改修費補助」は県外移住者が対象となりますのでご了承ください（2022年度時点）。

はい、一度目の依頼の取扱いが終了している・してしないに関わらず、順番が来たら二度目の依頼を致します。

補助金交付対象になるかどうかという点においては、原則として「松本市空き家バンク」webサイトへの公開を成約直前まで継続して頂くことが望ましいです。

「補助金があることによって空き家の利活用が進む」ことが補助金の目的なので、例えば補助金のみを目的として商談中の物件を一時的に登録することや、それに近い状況はなるべく避けたいのが理由です。

ただ当然ながら、公開してすぐに反響があり公開期間が短い場合や、商談が始まって非公開にしてから成約までに長い期間を要する場合もあるので、現時点で明確な公開基準はありません。

物件情報：管理画面で操作をしてから最大1時間で反映されます（※1）

会社情報：管理画面で操作をしてから最大24時間で反映されます（※2）

※1　公開物件0件の状態から新規に物件を公開する場合、まれに24～48時間かかることがあります。

※2　「登録事業者一覧」は管理画面から変更できないので、変更があれば事務局へご連絡ください。

株式会社タス（トヨタグループ／東京都）が運営している「TAS-MAP（タスマップ）」という不動産査定システムがあります。これはweb上で所在地・面積などを入力すると公示地価・周辺事例などから不動産価格を自動査定してレポートを作成できるというものです。

通常は会員登録や利用料金が必要ですが、松本市からの依頼物件に対しては運用費内でレポートを作成してお渡しします。提供希望、ご不明点は事務局へご連絡ください。

参考：TAS-MAP公式サイト

複数のサービスがありますが、空き家バンクでは「土地建物評価」が該当します。

※レポートをお客様に提示するかどうか、査定の参考にするかどうかは各社の判断にお任せします。

※実勢価格と大きく異なる場合もあるので、あくまで参考資料としてご利用ください。

※建物部分は木造20年など耐用年数経過で一律「0円」になるため、ほぼ土地価格のみの査定結果になるとお考えください。

※TAS-MAPの利用会員になっている事業者様は、ご自身でレポートを作成して頂いて構いません。その旨を事務所にお知らせ頂ければ利用料金の調整を致します。

※本サービスは事務局である（株）JOHOと（株）タスが提携して提供するもので、松本市・両不動産協会と直接の関係はありません（承認は得ています）。

はい、構いません。登録事業者としての責務をご理解いただけている事業者様が、通常の範囲内で登録事業者である旨を発信して頂くことは可能です。

自社HPに「松本市空き家バンク」へのリンク等を掲載する場合は、本ページ内「リンク」の項目を参照してください。

通常、年度末に継続確認のご連絡を致しますので、退会申請フォームに必要事項を入力し、送信してください。あるいは事務局へ直接ご連絡ください。

なお「松本市空き家バンク事業者登録規程」では退会について以下のように定めています。特に3.についてご確認ください（2021年10月1日時点）。

（本制度からの退会）第９条 本制度の退会に係る手続きは次の通りとする。

1. 退会する会員は、オンライン上の退会申請フォームを利用する。

2. 年度途中の退会であっても運営費の返還は行われない。

3. 松本市から依頼された物件の取り扱い中は原則退会できないこととする。やむを得ない理由で退会する場合で物件の取り扱いが継続されない場合、物件の引継ぎ先は事務局が検討の上決定する。