アンサングヒーロー

とあることがきっかけで「世界は贈与でできている」(近内悠太)を知り、読む。


要約するとこのような内容。

すべての人々は祖先、家族、親から、そして過去や現在のアンサングヒーロー(評価されることもなく人知れず社会の災厄を取り除く見えない人たち)から生まれながら沢山の贈与を受け取っていて、受け取っているがゆえに生じる返報性を抱えている。等価交換の世の中でこの返報性(他社貢献)に気づき、また応じることが幸せに生きるためのコツである。


哲学書の分野に入るのでしょうか、難解に感じる部分もありましたが読後は新鮮な気持ちになり世界が少し違って見えるような気がします。



印象に残った言葉

  • 「金で買えないものはあってはならない」という理念が正当なものとして承認される経済システムを資本主義という。だからそのシステムの中では、あらゆるものが「商品」となり、あらゆる行為が「サービス」となり得る。

  • 贈与は差出人に倫理を要求し、受取人に知性を要求する。

  • 思考と生活の流れでのみ言葉は意味を持つ。

  • 他社からの贈与は僕らの前に、必然的に不合理なものとして現れる。

  • 何かが「無い」ことには気付けるが、何かが「ある」ことには気づけない。


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